英検1級英作文トピック15 核兵器は世界的に禁止すべきか
15回目は核兵器についてです。お題はこちら。
核兵器は世界的に禁止すべきか
賛成派
①核兵器使用の危険性
核兵器の使用は地球を壊滅的に破壊する
②開発・維持の危険性
人為的なミスだけでなく、地震や津波などで核兵器が誤って爆発する可能性が考えられるため、核兵器は保有しているだけで危険を伴う
③開発・維持のコスト
核兵器を保有する国々では、核兵器の開発・維持に毎年何十億ドルも費やされており、そのために多くの国民の福祉が犠牲にされている。
反対派
①戦争の抑止力
広島・長崎への原爆投下により、核兵器の脅威は世界中に知れ渡っているため、核兵器を保有することは、新たな戦争を防ぐ抑止力になる
②安全保障
核を保有しているアメリカと同盟を結んでいる日本が核保有禁止を訴えるのは、アメリカとの関係を悪化させかねない。日本はアメリカの核に間接的に守られているため、核保有を禁止すべきではない。
③実効性がない
核兵器の廃棄はすべての国が一斉に行わなければ意味がないが、それは現実的ではない。むしろ核保有国と非保有国の対立を一層深めかねない。
今回のトピックに取り組むまでは、核の禁止は当然だろうと思っていましたが、反対派の意見を知り、いかに自分が日米関係に疎いかがわかりました。それでも、核が誤って爆発してしまったら、地球規模で取り返しのつかないことになります。少しずつでもいいので、核のない世界に向けて、対策が講じられることを願います。
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英検1級英作文トピック14 賛成か反対か:国際テロが根絶されることはない
14回目は国際テロについてです。お題はこちら。
賛成か反対か:国際テロが根絶されることはない
賛成派
①なくならないテロの原因
テロの主な原因は差別や貧困による不満・恨みだと考えられるが、人口増加と資源減少が進んでいる今の世の中では、すべての人に公平な社会になることは考えにくい
②インターネットの影響
小さなテロもすぐにインターネットで世界中に広がるため、共鳴する人が世界各地でテロ行為に走ることにより、テロが様々な地域に広がっている
③軍需産業への恩恵
テロ対策で軍需産業が潤うため、アメリカではテロ対策に政府の財源が湯水のように使われているが、テロに対して報復措置を取り続ける限り、テロはなくならない
反対派
①テロ行為阻止の技術
各国政府のテロ対策が奏功しつつある
②偏見のない教育の普及
テロリストには偏った教育を受けてきた人も少なくないと考えられるため、インターネットの普及により、バランスのとれた教育を受ける機会が増えれば、テロ行為が減っていくだろう
③生活の質の向上
差別や貧困による不満・恨みが、テロ行為に走る原因と考えられるため、差別が減り、生活の質が向上して、公平な待遇を受けていると感じる人が増えれば、テロリストになる人は減るだろう
今回のトピックもとても考えさせられるものでした。比較的安全といわれている日本でさえ、時折、無差別殺人事件のニュースが報道されますが、世界には経済的に、また民族や宗教の違いで抑圧を受けている人が数えきれないほどたくさんいますので、テロを根絶するのは非常に難しいと思います。でも、すべての人が教育の機会を得て、生活の質が向上すれば、少しずつでもテロは減っていくと信じています。
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英検1級英作文トピック13 日本はより寛容な移民政策をとるべきか
前回までは広く一般的な社会問題についてでしたが、今回からは国際問題に関するトピックです。お題はこちら。
日本はより寛容な移民政策をとるべきか
賛成派
①労働力不足の解消
日本では少子高齢化で、若者の長時間労働を強いることなく、政府が国民を経済的に支援するのは困難になるため、もっと多くの移民を受け入れ、労働者を増やすべき。
②有能な労働者の流入
寛容な移民政策をとれば、海外から技能を備えた集まりやすくなる。アメリカのgoogleやヤフーの創業者は移民二世。
③人材と社会の活性化
社会的に多様性を持つ集団のほうが、より創造的でよく働くということか数十年にわたる研究で示されている。
反対派
①労働者の賃金の低下
自国民が移民労働者と競争力を保つために、さらに低い賃金で働かざるをえなくなる。
②治安の悪化
アフリカ大陸や中東諸国から地中海を挟んでイタリアやギリシャに移民が移動し、治安の悪化が問題となっている。
③日本文化の喪失
移民は出生率が高いため、二世三世と代を重ねると、近い将来、移民の人口が日本人の人口を凌駕し、その結果、日本は独自の文化を失う恐れがある。
つい先日、地中海で救助された移民・難民を乗せたアクアリウス号の入港をイタリアが拒否してニュースになっていましたね。私自身は治安悪化が心配なので、誰でも受け入れるというよりは、専門的なスキルを持つ人や、専門性はなくても日本文化に理解がある人、日本語がある程度わかる人などに限定してほしいというのが正直なところです。
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ノストロ・アカウントのノストロはイタリア語だった?
先月のNHKラジオ講座のまいにちイタリア語で、所有形容詞のnostro(ノストロ、わたし達のという意味)とvostro(ボストロ、あなた達のという意味)という単語がでてきたのですが、ふと、あれ?どこかで聞いたことがあったようなと思い、記憶をたどっていったところ、、、思い出しました。ノストロ・アカウントとボストロ・アカウントです。
ノストロ・アカウントは、銀行間取引で資金決済をおこなう当方の決済口座のことで、ボストロ・アカウントは、反対に、先方の決済口座を指します。
この用語は、以前、銀行システムの保守をしていたときに頻繁に出てきた用語なのですが、ずっとただの専門用語だと思っていたので、今回、ノストロとボストロがイタリア語だと知ってびっくりしました。
何でイタリア語なんだろうと思ってすぐに調べてはみたのですが、残念ながら、由来などはよくわかりませんでした。ただ、銀行のbankは元々イタリア語のbanco(机、ベンチの意味)が起源なんだそうです。銀行用語はイタリア語由来のものが多いのでしょうかね。
今まで知らずに使っていた言葉が実はどこかの外国語だったと知るのは、わたしにとって外国語学習の楽しみの一つです。これも実はイタリア語だったというのが今後もいろいろ出てきそうなので、また身近なイタリア語に出会ったらご紹介しますね。
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become a thing ブームになる
become a thingでブームになるという意味になると知り、ブログの記事にしようととりあえずタイトルだけメモっていたら、この表現をどこで見かけたか忘れてしまいちょっと焦りました。NHKのラジオ講座ということは覚えていたんですが、何せ現在3つの講座を聴講しているもので。。
でもテキストをパラパラめくってたらすぐに見つかりました。使われていたのは、今月の実践ビジネス英会話のビニェット「メンターそして消費者としてのミレニアル世代」。
リバースメンタリングとは、年配の管理職が若手社員とペアを組み、双方がメンターになるというものだそうで、年配の社員は若手社員からソーシャルメディアなどについて若手社員から学ぶことができ、一方、若手社員は年配の社員から企業文化やビジネス習慣についての有益な助言を得られるというメリットがあるようです。
become a thingが使われている一文を以下に引用します。
Reverse mentoring has become a thing in the last 10 years or so.
thingは私もよく使う単語ですが、become a thingでブームになるということは知らなかったので、しっかり覚えておきたいと思います。
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英検1級英作文トピック12 賛成か反対か:国際スポーツイベントの開催は地域社会にとって有益である
12回目は国際的なイベントの開催についてです。お題はこちら。
賛成か反対か:国際スポーツイベントの開催は地域社会にとって有益である
賛成派
①経済的恩恵
国際スポーツイベント中には、来訪者数が大幅に増加するため、地域の企業が販売できる物やサービスが増える
②雇用の創出
国際スポーツイベントには、スタジアムやホテルの建設への投資が必要なため、地域社会により多くの働き口が創出される
③インフラの整備
大きなスポーツイベントを開催する前には、通例、公共交通機関の改善が必要となる
反対派
①開催費用
大きなイベントの準備にかかる費用は莫大
②地域社会の安全性
テロの危険性がある
③国際評価の低下
イベントをうまく主催できない場合、その地域の国際的な評価を傷つけることになりかねかない
2020年に東京オリンピックの開催を控えている日本にとっては、とても身近な話題ですね。メリット・デメリットのどちらもあると思いますが、一市民としては、地元でこうした大きなイベントが開催されることは純粋に嬉しいですし、普段スポーツはあまり観ないほうですが、それでもとても楽しみにしています。
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英検1級英作文トピック11 未成年者は重犯罪で終身刑を受けるべきか
11回目は未成年者の犯罪についてです。お題はこちら。
未成年者は重犯罪で終身刑を受けるべきか
賛成派
①犯罪の故意性
犯罪に対して刑罰を決める際には、犯罪者の意図が重要。自分の行為の結果が理解できている場合には、未成年者にも重罰を科すべき。
②未成年者と成人の線引き
各国は未成年者と成人を区別する具体的な年齢を定めているが、現実的にはこの年齢は人によって異なるはず。いくつかの犯罪では、未成年者が成人と同じ判断力を備えている例もある
③厳罰化による犯罪抑止
複数の研究で、犯罪に厳罰を設けることは、犯罪の抑制につながると示されている
反対派
①発達途上の脳
若者の脳は発達を終えておらず、大人ほど素早く適切な判断を下すことができないため、未成年者の刑罰を考える際に考慮されなければならない
②発達環境の影響
統計では、罪を犯す未成年者の大多数が家庭や近隣で暴力を目にしており、このような環境で育つと、子どもの健全な心理状態に悪影響が及びかねない。このことは、刑罰を決定する前に配慮されるべき。
③更生の可能性
未成年者はその未成熟さゆえに、更生できる可能性もある。
ニュースでもたびたび未成年者の凶悪な犯罪を耳にしますが、悪質性が認められるならば、未成年者にも相応の刑罰を科すべきだと個人的には思っています。
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